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ビーガンって何?ベジタリアンとの違いとは?

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 元ボディービルダーであり、日本ではターミネーターに出演したことで一躍有名になり、トップスターとしての地位を不動のものとしたアーノルド・シュワルツェネッガーが99%ヴィーガン生活をして3年になるという記事がYahooニュースで話題になりました。

 

 ベジタリアンは知っていたけどヴィーガンってなんだろう?最近耳にするので気になって調べてみました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 

 

 

 

 

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ベジタリアンとは?

 ベジタリアンとは主に肉や魚などを食べずに野菜・穀物・果物・豆類どの植物性食品を主体とした食事法のことを指しますが、同時にその食事法を実行する人も意味します。これってどこかで似たようなことがあるなと思い頭に浮かんだのが宗教でした。

 

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 上の図のように宗教とそれを信仰する信者を書きましたがそれをベジタリアンに当てはめてみると下の図のようになります。⇩

 

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 このことから分かるようにベジタリアンになる人はベジタリアニズムという考えかたがあってベジタリアンになるということが分かりました。数ある思想や考え方の中からベジタリアンとして生きる道を選んだことは尊重できる選択として見習うべきところがあります

 

ベジタリアンになる理由

 生まれたときからベジタリアンな方もいますが、物心ついたときから意識的にベジタリアンになる人もいます。それらも含めてベジタリアンになるキッカケは大きく分けて3つあります。

 

①健康のため

 肉や魚などを食べすぎると胃もたれや便秘に悩まされることが多いため、野菜中心の生活を送り、腸内環境の改善と健康にいいので始める人も多くいます。

②動物愛護のため

 食卓に並ぶ肉や魚を食べるには元々生きていた動物を殺さなければいけません。その動物の命を殺めてまで生きながらえることに対しての罪悪感を抱く人や畜産業を調べていくうちに食肉ができるまでの過程に衝撃を受ける人、飼っているペットと食肉の命の重みに違いはあるのかと疑問を持つなど、自分が生きるためにどれ程の犠牲があって存在するかを考えた結果ベジタリアンになる方がいるようです。

③宗教

 信仰している宗教によって食べられる物が決まっており、菜食中心として食事を勧めている宗教もあります。例えばムスリムは豚肉を食べることが禁止されており、豚肉以外だとハラール処理されたものでものでなければ口にすることはできません。ヒンドゥーだと肉全般に加え、魚介類や卵、生ものや五葷ごくん(ニンニクやニラなどの臭気の強い野菜)などを口にすることが禁止されていれています。

 

 

 

 

 

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ヴィーガンとは

 ベジタリアンの中でも卵や乳製品、ハチミツなどの動物性由来のものを食べない人のことを指します。食品そのものだけでなく、それらから作られた加工食品や出汁なども口にすることはありません。

 

 ヴィーガンにとって可能で現実的な限り動物からの搾取や残虐な行為を排除した生き方がライフスタイルの根幹になっています。そのため、着衣に関してもレザーや毛皮、羊毛やシルクを使用した製品を避け、家具も同様なものを加工したものは使用することはありません。さらに、動物性由来の化粧水や洗剤の利用せず、動物が関係するテーマパークなども利用することはありません。その他にもまだまだ制限していることは多くあります。

 

 ヴィーガンの中でもいくつか種類はあって、先の説明に加えてさらに食事制限をする人もいます。

 

www.youtube.com

 

 

 

 

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ベジタリアンヴィーガンの違い

 単に食という観点で見るとベジタリアンは肉や魚を食べず、ヴィーガンはさらに卵や乳製品、ハチミツなどの動物性食品を食べないこともあって口にすることができる食材に制限があります。

 

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  しかし、ヴィーガンベジタリアンと決定的に違うところは、健康やダイエット、美容を目的とした自分にためになるようなライフスタイルではないということです。あくまで私たちの周りにいる動物からの搾取を避けることを目的としたライフスタイルとなります。

 


ベジタリアンヴィーガンとして過ごすことができないときもある

 巷で溢れている食品の中には卵やチーズを使う料理がとても多くあります。それらを抜きにして徹底的にヴィーガンとして貫く人もいますが、地域や国によってはヴィーガンに対する意識レベルが高くないところがあり、現実的に実行することが困難な場面も出てきます。そのため、自分のコントロールできる範囲(自炊や特注オーダーなど)ではヴィーガンとして振舞うが、コントロールできない範囲(出張先や旅行先など)ではヴィーガンとして食べない食材も口にする時もあります

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

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ベジタリアンの種類

 ベジタリアンヴィーガンの違いについて説明しましたが、ひとつにベジタリアンヴィーガンと言ってもそこから派生した考え方が多くあります。

 

 

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 👆上の図ではある程度の流派を盛り込んで作成しましたが、これ以外にもロー・ヴィーガンマクロビオティックなど紹介しきれない程の多くの流派が存在し、食に対する考え方や文化、その多様性に驚かされます。

 

 

 

 

 

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世界的に見たビーガンとベジタリアンの人口

 日本には仏教が伝来しましたが、島国として周りが海に囲まれていることもあってか魚介類を食べる文化があります。その影響もあってまだまだベジタリアンヴィーガンが多いとは言えません。やはり一番の理由としては食べるものに対しての制限がネックとなっています。

 

 日本とは違い世界ではは着実にベジタリアンヴィーガンの数が増えており、その数が一番多いと言われているのが国がインドされています。宗教上の理由で元々菜食が勧められていることからベジタリアンヴィーガンとしてのポテンシャルの高さが違います。また、インド以外にもオーストラリアやヨーロッパでもベジタリアンヴィーガンになる人、その市場は拡大しています

 

tokyovegan.net

 

 

 

 

 

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ベジタリアンヴィーガンのメリットとデメリット

 ベジタリアンヴィーガンのように菜食主義な生活をすることによって得られる恩恵は大きく、健康に良いことを理由にベジタリアンになり、動物に対して差別をしないことを理由にヴィーガンになる人も増えています。

 

メリット 

デトックス効果

 基本的に植物性の食物は動物性のそれと比較して消化しやすいものが多いのが利点となっています。また、消化のために内臓に負担をかけることが少なくなるため、腸の働きが良くなり、体の中から毒素の発生を抑えてくれます。

②体臭が臭くなくなる

 野菜中心の生活になることによって体臭濃度が変化し、においが全般的に薄れてくるそうです。個人的な偏見ですが、国によって体臭は異なると思っています。それは国によって口にする食材に偏りがあるからです。肉ばかり食べている人のにおいや、韓国人や日本人特有のにおいもあります。以前、空港で働いていた時のことですが目的地が違う国際線の機内に微妙なにおいの違いがあったのを覚えています。

③食や環境に対しての考え方が変わる

 ベジタリアンになるキッカケとして動物愛護のために考え方を改める人も多くいます。その事がキッカケで自分が生きるために食べるものを選択すること、自分だけでなくその周りの人たちやさらに大きな環境に対しての関心も持つようになり、それに配慮した考えかたや行動をするようになり、精神的にとても良い影響を与えてくれるようです。

 

 

デメリット

①食事のメニューが限定される

 ベジタリアンヴィーガンになることで口にできる食べ物が減るため、おのずとそれらから作ることのできる料理の数も減ってきます。ベジタリアンヴィーガン専門のお店やそれに配慮したお店が増えてきているのも事実ですが、まだまだ数は多いとは言えません。

②一般の人との食事に困る

 いつも一緒にいる人や生活する上で関わる人がベジタリアンヴィーガンとは限りません。そんな方々と食事をする場合にベジタリアンヴィーガンのメニューを提供してくれるお店を選ぶことができない場面に直面したときに少なからずストレスを感じる人も少なくはないはずです。そこから、外食を控えるようになり、付き合いが悪くなったりするなど、悩みの種になるそうです。

③不足する栄養素がある

 ベジタリアンヴィーガンに共通して言えることはタンパク質とビタミン12が不足しということです。たんぱく質は代わりとなる大豆や野菜を多めにとり、海苔や海藻類を多く摂ることで、健康的な生活を送れるように工夫を凝らす必要があります。

 

 

 

 

 

まとめ

 ベジタリアンの中でも卵や乳製品を口にしないのがヴィーガンですが、ベジタリアンとは目指すべき目的が違うことに初めて気づきました。一般的なベジタリアンヴィーガンといっても、細かく調べてみると様々なライフスタイルがあることも分かりました。また、ベジタリアンヴィーガンのように自分のライフスタイルを決定する上で大事なことは何を食べ、どのような自分になりたいかをよく考えていることです。「選択」の連続によって今の自分があるわけですが、言い換えればなりたい自分になるためにはそれに適した「選択」をすること必要であるとも言えるでしょう。私自身はベジタリアンヴィーガンになろうとは思いませんが、それぞれのライフスタイルを尊重できるような関係でいたいものです

 

 

 

 

 

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