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こっくりさんの正体って何?本当は誰の仕業?

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 今はどうかわかりませんが私が子どもの頃は「こっくりさん」というのが流行っていた時期がありました。昭和後期から平成の初期にかけてブームになった遊びのひとつです。男子はそんなことに興味はなくいつも運動場で遊んでいましたが、クラスの女子は興味があったのか体育館の裏でこっそりとやっていたのを覚えています。「こっくりさん」というと幽霊がかってにみんなで人指し指を10円玉に置いておまじないをかけると勝手に動き出し、参加者が聞いたことを答えてくれるといった怪奇現象の一つです。今回はそんな「こっくりさん」が本当に幽霊の仕業なのかどうかを説明していきます。

 

 

 

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こっくりさんが日本で生まれた理由

 こっくりさんの由来は西洋で流行した「テーブルターニング」が由来になっています。このテーブルターニングとは数人で軽めのテーブルの周りを囲み五本の指先を付けることで、テーブルが勝手に動きだす怪奇現象のことです。こっくりさんが伝わったのは実は明治初期に静岡県の下田沖に漂着したアメリカの船員が当時流行っていたこの「テーブルターニング」を地元の住民に紹介したのがキッカケでした。それからしばらく経ち、1970年に今のこっくりさんに変化して大流行することとなりました。一説によるとはつのだじろうさんの漫画「うしろの百太郎」でこっくりさんが取り上げられたことで子どもたちの間で流行したとされています。こう考えると昔のトレンドをしるメディアとして新聞以外にも漫画は大きな力を持っていたと言えるでしょう。

 

 

 

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海外版のこっくりさん

 海外のテーブルターニングがこっくりさんの起源とされていますが、海外では日本のこっくりさんのようにウィジャボードというのが流行しました。海外では日本とは違い、占いゲームとして発売されました。一枚の板にアルファベットと数字、HelloとGood byeが記載され、それをプランシェットと呼ばれる先端がとがった穴の開いた板に参加者みんなで指を置き、ひとりでに動くプランシェットの穴から覗けるアルファベットをつないで文字にして遊ぶ占いゲームとなります。

 

 

 

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日本のこっくりさん

 日本で流行したこっくりさんは紙に五十音と数字を0から9まで記載し、紙の上部に鳥居を書いてその左右に「はい」と「いいえ」を書いた用紙を使用します。やり方は10円玉に参加者の人指し指を置いてこっくりさん「おいでください」と言うと10円玉が勝手に動き出すといったものです。しかし、参加者がこっくりさんを信じているかいないかで10円玉の動きが変わるとも言われています。

 

 

 

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こっくりさんは観念運動が原因?

 観念運動とは強い先入観がある場合に無意識に起こる動きのことでこっくりさんウィジャボードはこれによる現象だとされています。この無意識に起こる動きというのは催眠術に使われています。催眠術師の言う事を強く信じることで自分では意識していなくても無意識に体現してしまうのがいい例となります。イッテQで出川さんが催眠術にかかったように、信じれば無意識に反応し、信じていないのであれば反応することはありません

 

 こっくりさんに質問をした場合、自分の知りたい内容が想像できるのであれば無意識に考えている文字に指が動きそれが体現するのです。しかし、指を動かしている本人からすると動かしている意識は全くないので、それがとても不思議に感じます。これは視覚的な要素が大きく、目隠しなどをして文字を見えない状態にすると自分で想像できる内容だとしても不規則に動くようになります。また、自分が答えられない、わからい質問の場合は全く動きがない、もしくは分からないといった文字になります。

 

 以上になります。こっくりさんをやったことがある人ならあの時の不思議が今でもよみがえってくると思います。そこで奇妙な現象が起き、憑りつかれたなんてことがあったとしてもそれは一種の催眠状態で、それが集団で起こると集団催眠なります。純粋で信じやすい人程起こる現象ですので、子ども達の間で爆発的な人気となり、奇妙な現象が起きて噂が広まったのかもしれません。

 

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