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伊丹空港の保安検査場でナイフを持っていたにも関わらずすり抜けられた!!

 

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 今日の昼頃からこのニュースが流れたときに冷や汗がでました。手荷物検査でアーミーナイフを持っていたにも関わらず、そのナイフについて、このサイズなら持ち込んでも問題ないとお客が言う事に変に納得した検査員が保安検査を終了した結果、搭乗口やすでに飛行機に搭乗していた人も含めて、すべての人の保安検査を再実施し、飛行機20便以上の遅延と総勢1000名以上に影響を与えるという事件が起きました。ここで疑問に思う事が2つあります。

 

  • 実際にナイフの長さを測ったりしなかったのか?

  • 当該人物が保安検査を通過したのは7時頃だが保安検査場を閉鎖したのが9時過ぎ

 

 

 

 

 

目次

 

 

 

 

 

 

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実際にナイフの長さを測ったりしなかったのか?

 国土交通省や各航空会社のホームページを見ると保安検査場では機内に持ち込んでハイジャックやテロに「凶器」として使用される恐れがあるものの持ち込みがないかどうかの確認をしています。

 

www.mlit.go.jp

 そのため、ある程度の長さがある棒状の物やハサミ、ナイフなどの刃物は持ち込める長さが決まっていて、保安検査の係員なら絶対に知っておかなければならない重要な知識となります。例え小さなアーミーナイフであったとしても殺傷能力があり、飛行機の運航に脅威となるものは絶対に持ち込みをさせないのが警備会社の役割となります。

 

しかし、その役割が機能せず大問題となってしまいました・・・。

 

 しっかりとした研修を受けていなかったのか、もしくはこれぐらいなら大丈夫だろうといった安直な考えを持っていたのか、なんにせよ一度疑問に思ったら立ち止まって他の係員と情報を共有する必要があったでしょう。

 

 

 

 

 

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当該人物が保安検査を通過したのは7時頃だが保安検査場を閉鎖したのが9時過ぎ

 

 通過した直後ではなく閉鎖まで2時間の空白の時間があったのはなぜでしょうか。そもそも保安検査場で手荷物検査をして機内持ち込みでよいか判断する係員は一人しかいなく、報告するのをためらって事件の発覚に時間がかかったのか、それとも保安検査場にはセキュリティー上監視カメラが設置してあって、それを後から見た職員に指摘されて発覚したのかはわかりません。いずれにせよ、保安検査場の閉鎖が遅すぎる!!!また、各報道では当該人物は発見できず、伊丹発の飛行機に搭乗している可能性があるとのことでした。もしかしたら他空港にその凶器が渡っているとまたさらにぞっとしますね。とにかく今回は何も起きなかったが、もしその人物が悪意をもってそのナイフを持ち込み、ハイジャックしていたらと思うととても恐怖でなりません。世界各国ではハイジャック事件が起きてき、その度にセキュリティーを強化してしいますが、そのセキュリティーチェックを行う係員の知識がないばかりに飛行機の安全を脅かしてしまうことはあの3.11を彷彿とさせるとても恐ろしい事件を連想させるでしょう。

 

 

 

 

 

過去のハイジャック事件

 

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 恐ろしいことですが、日本でも過去にハイジャック事件は起きてしまっております。詳細は下のURLから確認してください。当時もハイジャック防止のために受託手荷物と機内持ち込み手荷物の検査はしていましたが、犯人は受託手荷物として預けたカバンの中に包丁を入れておりそれを受託手荷物として一旦預け、一度飛行機に乗って目的地に到着後、手荷物が返却される到着口ターンテーブルでその荷物をとって再び逆流し、保安検査を受けることなく搭乗口で航空券を買って犯行に臨みました。

 

ja.wikipedia.org

chestnut375.com

 

 

 この事件以降到着口での逆流は禁止され、監視員を付けることを徹底し、しれでも逆流が強行された場合は今回のケースと同様に保安検査を終えたすべてのお客を外に出して再検査することになります。

 

www.okinawatimes.co.jp

www.chibanippo.co.jp

 

 

 ここまで書いてしまうと飛行機に乗るのがとても不安になってきます。東京オリンピックを来年に控え、訪日外国人は増加の一途をたどっています。人が増えるということはそれなりに危険なシチュエーションも増えてきます。しっかりとした安全の基、パイロットも含め空港職員一同、航空運送業の一旦として業務に従事することを切に願います。

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